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ニセモノの良心

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2008年 06月 07日

技研に行ったよ

ものすごい投稿した気でいたエントリが実は反映していなかった事実が判明して、今更あげなおすよ。でもNHK技研公開に行ってきたって話なんだけど聞きたい?


…今更だよね。色んなな話が既に出てたし、先々週の話だし。
まぁ興味のある方お付き合い下さい。せっかく上京したんだし。


そもそもは年に1回のNHK技術屋さんの発表会。ただ技術屋じゃなくても普通に楽しめるお祭り。
構成的には男子率99、8%のちょっとオッサン率高目(曜日にもよるかも。)。メモをとる真面目な人多数。僕は技術はわからないけど、ちゃんと分かってる人も多数。だからNHK研究員の人も、手を抜いた解説してると即座に観客から「その説明だと計算上ビットレート足りないですよね」等ツッコミが入るので大変。



ここ最近の技研公開の目玉はスーパーハイビジョン(今のハイビジョンの32倍の情報量を誇る次世代規格テレビ)だ。
アナログ放送の100倍綺麗なだけあって、120インチテレビでも、ワラワラいるカニの毛の1本1本、群生するヒマワリの花弁の1本1本までもが気持ち悪い程よく見える。プロジェクターでの視聴もすごく綺麗。

因みに音声は驚異の22,2ch。さすがそこまでやると、音が立体的に聞こえないはずがない。


他にも「フィルム状のスピーカー・ディスプレイ」
「メガネかけなくてもいい立体テレビ」(←これ凄かった。テレビを下の方からみたら本当にパンチラが見えるかもしれない時代の幕開けです。でも実用にはほど遠い感じ。)
「1000000枚/秒撮影の高速カメラ」
なんかも展示されてた。

いや、NHK技研の人って凄いよな。頭いい。


ただ、そんなに進んでどうするの?とも思う。

普通の家庭に最低120インチのテレビ(だっけ?)と24本のスピーカーは置けないし、必要ないよね。(フィルムやポール型スピーカーによる視聴を考えてる節はある。)

そもそも僕の視力はメガネかけても0,4。展示目玉のスーパーハイビジョンはすごく綺麗なのは分かる。分かるけど今のハイビジョンと並べたり近くに寄ったりせずに比べるとどうだろう?大型スクリーンに投影しなけりゃどうだろう?
一番のボトルネックである眼球を通す以上、ある一定ラインを超えた技術は必要ないのではないだろうか。

ちなみにこの点はNHK技研もちゃんと考えているみたいでブースもあり、実験も進んでいた。ただ、話も聞いてみたけどイマイチ腑に落ちない感じ。(実物と写真とを比較して、どこまで精度をあげると見分けがつかないかという実験だけど、精度というより立体視が関係してるんじゃないかと思った)


結論としては脳に直接イメージを送るのが一番効率よさそうなので、NHK技研の皆様に置かれましては、電脳技術の開発をお願いします。



撮影もきっと大変だなぁ。
スーパーハイビジョンはピントがもの凄くシビアそうだし、ホワイトバランスも気を使うだろうねぇ。
合わせて22本のマイクを適正な位置とバランスでセットするなんて気が狂いそうだ。

まぁそれは仕方ないのかも。撮影環境込みで開発してくれると信じてる。22本のマイクをスイッチ1つで傘のように展開してくれるシステムとか。

by soulwarden | 2008-06-07 20:07


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