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ニセモノの良心

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2008年 01月 09日

中の人の仕事

3年も書いてたのに、案外書いていなかった番組・CMの流れ



週間番組表編成(視聴率がとれる番組編成を考える)

フォーマットの設定
(その番組のCMの山ギリの設定。CM1が90秒でそのあと提供1下1/2サイズ、5秒とか、大体の放送の形を決める。)
↓↑
CM販売枠の設定(番組ごとにCM秒数を設定し、その販売方法を決定する。まぁ大抵スポット。足りなければフォーマットと交渉するが、ここで視聴率と営業数字の綱引きとなる。)

時間取り(CM枠に、スポンサーを割り付ける。割り付け方は昔書いたけど販売数字は視聴率。)

代理店からのCM進行表の搬入(実際に流れるCMを1本1本代理店に指定してもらう)

CM素材の搬入・考査確認(社会的に流して問題ないCMかチェックする)

CMバンク登録(届いたCMテープとCM進行表が間違っていないか10桁コードで確認し、CMバンクと呼ばれる録画・送出装置に1本1本登録する)

番組Qシート作成(11:59:57 VTR2番スタート:ステレオ、12:00:00時報スーパーオン、12:04:04CM1 2分尺消化開始 12;04;04 花王 CMバンクアドレス11001 ***編15秒 12:04:19 P&G CMバンク11111 ####編30秒 ・・・・のように丸1日、どの機械がどのタイミングで動くのか、全てプログラミングされた「運行表」のこと。)

マスター(送出・監視の全てを司る心臓部。)のデータサーバーにQシートを登録。

マスターAPC(他にもAPSとかAPMとかメーカーによって呼称が違う。ハードウェアを制御する根幹装置)にデータを移行し、放送。正常放送の監視

放送結果の取得(きちんと放送されたかの検証及び確認書データの作成)

放送確認書(世間で言う納品書。一回詐欺事件を起こしたから間違いが許されない。)・請求書の発行

めでたしめでたし

by soulwarden | 2008-01-09 01:41


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