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ニセモノの良心

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2007年 10月 30日

シロくなる第1歩

シロって言っても、今日は別の話。
ニコニコ動画とYouTube、JASRACに著作権料支払いへ


大変いいことじゃないかと思う。場が包括契約なりしてしまえば、利用者に負担をさせることなくアップできる。これは大変素晴らしいことだと思う。
というか、第1歩としてJASRACから取り掛かったのは筋がいいよね。(ここが旗振りだし、かつ基本的にお金で解決できるところだ。)


音楽に関しては、あとは著作隣接権だ。これを全て包括契約なり個別許諾なりでクリアする方法を考えないと。
それと映像周り。

そう考えるととりあえず残ってる主な団体。

日本文芸家協会
日本脚本家連盟
日本シナリオ作家協会
株式会社イーライセンス
日本レコード協会
日本芸能実演家団体協議会
実演家著作隣接権センター 
アジア著作協会
民間放送連盟

日本放送協会(NHK)
日本映画製作者連盟(映連)
全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)
日本音楽事業者協会(音事協)



まだあるけど、思いつくまま書くとこんな感じ?(・・・テレビ局は面倒くさいけど全部やってるんだよ!)


ただ映像に関する権利を持っているところ(テレビだと民放連が代表になるだろうね。)とニコニコ動画についてはかなり揉めるだろうね。
他人の著作物をいかに面白くなるとは言え「上から書きこむ」ことで「ネタ化」して消費するんだから、これは人格権の問題(同一性侵害)に問われる可能性が高い。JASRACと違ってお金じゃ何とかできないかもね。




ただ、こうやってニコニコとかyoutubeとかが「シロ」になれば、ずいぶん素敵空間になると思うよ。
映像制作者にとっては夢の空間じゃん。許諾と公開にかかるお金が全くかからないということだし。
ビデオ代わりにしている人も、場が包括許諾さえ結んでしまえば公然とアップ出来るようになるし。



・・・ただ、映画撮る身としては・・・外国曲の包括契約がどこまで行っても考え辛いのが痛いなぁ。。。






あと、問題なのは現在の技術では、「包括許諾」の便利さと「全局報告」の配分の正確さが相反している。
ただ、ここは技術発展で何とかなりそうなんで、関係者さん頑張ってください。

by soulwarden | 2007-10-30 23:18


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