人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ニセモノの良心

soulwarden.exblog.jp
ブログトップ
2007年 08月 24日

CATV問題補足

まぁ前にも書いたけどCATV再送信問題、なんか小倉弁護士も口を出している
しかしこのおっさん、おふくろさんの時もそうだったけど、基本的な事実を確認せずに書く癖あるよな。


>著作権処理に関しては、東京キー局は、地方局やケーブルテレビ局に番組を同時再送信することまでの権利処理は行っているはずですから、東京キー局の放送を直接同時再送信するようにすれば解決すると思います。

ダウト。
東京キー局は、CATVの権利処理を行っていない。

なので現在のCATVは、著作権法的には大問題だったりする。
放送局の著作権は、「難視聴対策」とかのお題目でスルーしているものの、個別の著作権に関しては処理していない。

前にもちょっと書いたけど例えばハリウッド映画。「日本の60%の人口が視聴可能」な場合の放送権と、「日本の70%の人口が視聴可能」な場合の放送権というのは、当然のことながら変動する。
つまり、区域外再送信を無許諾で行っている現状、ハリウッドはとりっぱぐれを起こしている。

つまり、いつ訴訟になっても・・・って話だわな。著作権法としては完全アウトだし。




まぁ
東京キー局を同時再放送することを主たる機能とするローカル局などそもそも不要では?

といわれればその通りなんだけど、これまでの経緯とかも考えろや50年前は衛星放送もネットもなかったんだって話も出たり出なかったり。
地方局の経営体力を考えろ30億~100億円って大した金じゃないぞ。とかも思ったり。
地方局がこれから消え行く存在なのは承知した上でね。


 番組って金かかるから、金儲け言うなら規模の経済働かせないと無理。
でもそれは県域放送の概念と相反する。100万人ちょいを相手にして効率的な商売ができるかっとかそういうの。でもその100万人のために放送局があるわけで。

まぁもたないだろうな。
つまり、これからは地方の報道が弱くなる方向なんだろうなぁとなんとなく。そっちのが効率的だしね。

by soulwarden | 2007-08-24 08:29


<< Desktop Tower D...      なんか >>