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ニセモノの良心

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2007年 01月 22日

宗教CMと言論の自由

納豆返せ。そしてテレビの信頼性も返せ。
そんなの元から無いかも知れないけど。



さて、最近、アーサーS.デモス財団のCMがよく目に付く。
「power fof living」差し上げます。っていうアレだ。


このCM、ドクター苫米地が言うように、フジ、TBSは謝絶。テレ朝、日テレは受理した。

ちなみに流れる頻度から推測される、アーサーS.デモス財団の出稿額は相当なものだと思う。




ドクター苫米地の言うように「あんなCM受けるなんて気が狂ってる」と断罪して話を終わらせるなら話は簡単だ。
放送法かなんかに「意見広告禁止」の項目でも作ってしまえばいい。
しかし、現状はそうではない。というか何故なっていないか考えたほうがいい。


一つには経済活動広告が良くて意見広告が駄目というのは原理的におかしい。筋が通らない。
言うまでも無いが、「経済活動の自由」というのは必然的に「言論活動の自由」を内包しているからだ。


それなら純粋な意見広告で線を引く?
しかし意見広告と呼ばれるものの括りが非常に大きい。
じゃあ今後は公共広告機構もオンエアできない。
政府広報の「エイズ撲滅」も駄目だし、選管の選挙啓発も駄目だ。って話になる。


では言論の主体の問題か?
宗教法人なら今後の出稿は出来ないようにする?
意味が無い。提供スポンサーが「新聞」になるような迂回行為がまかり通るだけだ。




しかし氏の言うように

>正当な宗教であろうと、カルトであろうと関係なく、いくら経営が厳しくても、どんな大金を積まれても、テレビ局は、特定の宗教、宗派のCMを絶対に流してはいけない。



というのは一つ有効な方法かもしれない。


というのは、アーサーS.デモス財団のようなところじゃない。
S学会だ。思い当たる節のある方は、不愉快かもしれないけどごめん。





個人的にだが僕は、宗教自体は決しておかしいものではないし、文明勃興の起源から存在し、廃れる事が無かったのは「人間に必要だから」であると思っている。「麻薬だ」とか一言できることは僕には出来ない。
そしてS学会も、あれほどの人間に支持されているからには、そこには何らかの人をひきつける要素があるからと思っている。

しかし、広告周りの動きで言えばS学会の動きはいただけない。
まぁさんざっぱら「広告会社はスポンサーには弱い」ということはこのブログに書いたけど、S学会はそのことを良く知っている。

しかしながら、宗教がらみはやはり考査が厳しい。
例えば教祖をとりあげようにも
民放連基準(115) 個人的な売名を目的としたような広告は取り扱わない。

に引っかかる。

だから最近ではかの団体は「写真展」のCMを入れてくるという手法をとってくる。
教祖としてではなく芸術家としてなら、民放連基準に引っかからないためだ。


まぁここまではいい。
しかし、その写真展を「報道」するように要請するのは、どうだろうか?
とたんに話が微妙になってくる。



売上を人質にとられたらやはりテレビ局は弱い。しかしながら株式会社である以上、売上を捨てるわけにはいかない。
であるならばただひとつ、法や民放連の自主規制を引いてもらうしかない。こういうことは横並びでなければ(抜け駆け得になるので)意味が無いのだ。




宗教だけを認めないというのは、一歩間違えると言論封殺の可能性もあるのも事実。
うまい具合にバランスとれないかなぁとは思う。






残り宿題。
・ステルス広告とブロガーのプロ化とエキサイトのアフィ提携
・R30(呼び捨て)むかつく。

しかしR30より更新が遅いとさすがに焦るな。

by soulwarden | 2007-01-22 02:43


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