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ニセモノの良心

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2007年 01月 11日

ホワイトカラーエグゼンプションでディレクターがどうなるか?

年末に厚生労働省から出たホワイトカラーエグゼンプション素案について、ネットやらマスコミやらしばらくうるさかった。

まぁ、僕も正直気になっていた。サラリーマンだから当然なんだけど。

でも、正直厚生労働省の素案そんなにひどいかな


最初の経団連からの提言が
「労使委員会の決議で定めた業務で、かつ年収400万円以上」という、お前ちょっとふざけんなって内容だったこともあるんだけど、厚生労働省の素案を読む限りではそんなに悪くない。
 年収要件も具体的金額で明示されていないし、要件も

>i  使用者から具体的な労働時間の配分の指示を受けることがない者であること、及び業務量の適正化の観点から、使用者から業務の追加の指示があった場合は既存の業務との調節ができる者であること
>ii  健康確保の観点から、1年間を通じ週休2日相当の休日があること、一定日数以上の連続する特別休暇があることなど、通常の労働者に比し相当程度の休日が確保されている者であること。また、健康をチェックし、問題があった場合には対処することができる仕組み(例えば、労働者の申出があればいつでも、又は定期的に医師による面接指導を行うこと)が適用される者であること。
>iii  業務量の適正化及び健康確保を確実なものとするため、出勤日又は休日が1年間を通じあらかじめ確定し、出勤日における出退勤の確認が確実に実施されている者であること。
>iV  1年間に支払われる賃金の額が、自律的に働き方を決定できると評価されるに足る一定水準以上の額である者であること。



 とまぁこんなに要件狭めたら該当する人っているの?ってぐらい厳しい。
文章だけ読む限りでは、そんなに悪い案とは思わないし。



でも同時にこうも思う。「これが導入されたらバカ経営陣が残業代不払いのいい口実にするだろうな。」



 思うに、騒ぎすぎてる。マスコミもサラリーマンの不安を煽ってやろうと騒ぎ立てるし(当事者が多い分、視聴率もいいから)、ネットで個人も煽られてるんだか煽ってるんだか知らないけど、厚生労働省の素案も読まないまま何か喚いている。

 で、騒げば騒ぐほど「あぁ、ホワイトカラーエグゼンプションってそういう風に使ってもいいのか」と経営陣が勘違いして、そういう風に使われてしまう。
自分達でで自分達の首を絞めてる。そんな風に思える。




つか、うちの取締役なんか真っ先に飛びつきそうなんだから、お願いみんな煽るのやめて。



 テレビ制作なんてこの制度のいい餌食だ。
番組1本に対する責任制度って感じで、ディレクター陣には現状のままでも素で適応できそうだから。
(うちだとⅱの週休2日とⅳの給料がクリアできないけど)



ディレクターって現状でも「寝なくてナンボ」の世界だから・・・


まぁどうせサービス残業なんだから関係ないか。。。

by soulwarden | 2007-01-11 02:30


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