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2005年 11月 14日
最(11/15 追記というか、全般的に書き直しました。) 最初にAir guitarの存在を知ったのはデイリーポータルZだから、4月19日か。 それから気になって仕方ないエアギター世界第4位のカリスマ金剛地さん、 今日何気に検索かけてみたらイグザンプラーに出会ってしまう。 ネットテレビね。やべー、これ面白れー。 正直、番組そのものの作りは雑だ。口と声があってないし。 編集方法自体は新しいけれど、どこか何故か80年代の雰囲気を感じてしまう。そういう演出かもしれないけどね。 ただ、金剛地さんの才能は半端ないなと思う。 観客が補完して見る必要がある演技をするので、決して万人向けじゃないとは思うけど。 これまでの24時間しか放送できないという放送局の制約は、営業上も上限として働いているけど、制作的にも上限として働く。 万人向けではないとテレビは視聴率が取れないという制約から、陽の目を見ない才能が出てきてしまう。「試しにやってみよう」が通用しないのだ。 ネットの世界では「試しにやってみよう」が通用する。24時間の制約がないから。それでヒット数があがるならもうけもの。誰も見なかったらこっそりとなかったことにしてしまえばよい。 しかも情報伝達のコストはほぼゼロだ。 また最近の技術の発達は、映像制作が誰にでもできる状態をつくっている。 凝らなければカメラとガンマイクくらいはボーナスで簡単に買えるし、パソコンさえあれば編集だって簡単に出来てしまう。 扱うのに技術なんかいらない。昔は、一つの機材を使えるようになるまで、何年も掛かっていた。映画会社でカメラ屋や照明屋が師弟制度のように技術を受け継いでいるのはそのためだ。でも、例えば最近のLEDライトはアンペア計算すらいらない。やりたいことがやりたいように出来てしまう環境が整ってきている。 つまり今まで映像を流すのに、才能と技術と莫大な資本(と免許)が必要だったものが、才能とわずかな資本さえあれば、何とかなっちゃう時代だということだ。 そしてその分、才能の比率が高くなる。そして才能はやってみなければ開花しない。目があるかどうかも分からない。 莫大な才能の裾野があるから、そのヒエラルキーの高みとしてのテレビ局が存在しうる。現状ヒエラルキーの高みかどうかは分からないけど、そうならないと喰っていけない。ヒエラルキーが別に成立して、才能がGyaOとかに逃げるようでは話にならない。 丁度、漫画市場が莫大な同人少女に支えられているようなもんだ。同人界が一大消費地となり、そしてマーケティングの場となる。そして、次の才能がそこから輩出される。 だから映像業界も莫大な市場を作り、そこから芽吹いた才能を吸収できる制度を作ったほうがいい。でないと才能は枯渇する。 いまのテレビってつまんないでしょ?才能枯渇してるんだよ。 例えば、キー局が金とサーバーを用意する。NTVなら第2日本テレビにもう一つ部屋を設ける。で、映像コンテストをやる。投票かなんかで上位のものには、賞金と深夜放送枠をプレゼントして放送をする。反応が良かったらそのままレギュラー化。 この方式は、制作会社やセミプロでも応募できるので、最初からクオリティも維持できるし、さっきも書いた様に映像制作コストは下がっているんだから高校生でも応募できる。これで裾野の広がりは確保できる。 何のことはない、漫画雑誌アフタヌーンの四季賞と構造は全く一緒だ。才能は人数が限られた社員からは決して出てこないのに、テレビ業界はそんなことにも気付いていない。講談社の社員が漫画書いて編集しているのと一緒。漫画家使えよって話。 金剛地さんもネタとは言え、キー局キー局叫んでんだしさ。結局、創り手には「たくさんの人に創ったものを観て貰いたい」との欲求を常に持っているのだから、その欲求をテレビ局はうまく取り込んで、両者共存共栄の道を探らないと。 でないと、そういう人が、自分で発信しちゃって自分で商業ベースに乗せる手法を開発したら、テレビ局生きていけなくなるよ。
by soulwarden
| 2005-11-14 08:49
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