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2011年 07月 30日

CXは別に売国奴じゃない。みんながユニクロに行くようなもの

自分のtwitterでちょこちょこつぶやいていたけど、高岡蒼甫の発言に端を発して、cxが韓流多いとかで叩かれていてる件。


いま、テレビ局は激烈な営業数字のシェア争いを繰り広げている。いや、まぁ今に始まったことじゃない。株式会社なんで当たり前。
キー局とか準キー局とか、相当熾烈にシェア争っているし、地方局だって1局エリア以外は戦争状態。1局エリア(徳島佐賀)は営業活動をしないとそもそも発注がこないので(特に東阪名の営業所で)これはこれで大変。

ただ、現状で好景気か不況かで言えば、どちらかといえば好景気。
川俣氏はうそを振りまいた挙句どっかに消えてしまったけど、詳しくは決算数字をEDINETで見てね。
特にSPOT市場に顕著。ただしネットタイムはぎり前年キープってところ。

ちなみに、テレビってCM枠=商品はある程度一定で、景気がよくなったからといっていきなり大増枠とかできない。
民放連の規定もあるし、そもそもCM増枠したら番組内容が薄まるので視聴率が取れなくなり、結果的に商品量を傷めてしまう。
(SPOTの商売のやり方は昔書いたこちらを参照ください。)


あと、デジタル化の影響その他でHUT(総視聴率)がいま減少中。



散漫に書き散らしたけど、これすべて1つの事実に集約される。

つまりHUTが減少している現状に関わらず、発注が来てるということは、
視聴率をとる番組を編成してCM枠を確保しないと、CM発注を断らざるを得なくなり、シェア争いに響いてしまうということ。

ただし、大金をかけて視聴率をとる番組を編成するのは、費用対効果が悪い。
結局シェア争いと言うのは、利益を上げるためにやっている訳で、そこで利益率を落としても意味がない。



そんな中CXがお昼の時間帯に韓国ドラマをかけているのは、別に韓国の陰謀でも電通の陰謀でもなんでもなくて、
単純に安いから。そしてその割に視聴率をとるから。(もっと言えばCM枠量設定も多い。)

ただ韓国ドラマはコアターゲットたるF1(女性20-34歳)がとれないという欠点がある。どうしても視聴層がF2~F3(女性35-50、50歳以上)に寄っていまうのだ。
それを問題視して、韓国ドラマを編成しない局も多い。
ただしCXはF1の牙城たる「いいとも」をベルトで抱えており(いいとも自体は落ちてきているとはいえ)、「F1より世帯」という判断が働いたとしても不思議ではない。F2もある程度数字欲しいしね。

また、TVの視聴率戦術論みたいな話になるけど、番組の視聴者層は「前の番組と被りながら次のターゲットにシフトしていく」のが理想とされる。
要はチャンネルつけっぱなしにしてくれる可能性が高いからだ。
CXの午後のタイムテーブルは「いいとも」→「ごきげんよう」→「トーカイテレビドラマ」→「韓国ドラマ」→「韓国ドラマ」という、まさにお手本のような編成。こんなきれいになかなかいかない。


まぁ要はコンテンツ業界のユニクロ。すげー安くてそこそこ品質がいい。
しかも、韓国ドラマは日本の少女マンガに源流を持つため、「日本人受けする」コンテンツが多い。
F2-3層とはいえ固定ファンも多く、コンテンツによる数字変動が少ないため、長期数字としても読みやすい。


そこに高岡が言っているのが「日本人ならユニクロに行かずに着物を買え」みたいな話で、そりゃわからない主張でもないけど、
企業に経済活動を超えた文化保護の側面は強制できないわけで。しかも現実的にCM枠が足りていない中で。そのまま鵜呑みにすれば「損をしろ」って言ってるに等しい。
だから文化保護の側面を持たせるのなら「じゃあ、日本のドラマに補助金を出せ」みたいな話じゃないと筋が通らなくなるし、それはそれは沸騰するでしょ。
逆に公共の電波というお題目で編成権の自由を奪って外国ドラマの編成を禁止する「重商主義」みたいな話になれば、
日本のコンテンツの諸外国への販売は困難になってしまう。要は唯一世界で戦えている「アニメの外国への販売」の弊害になる。
そういう鎖国みたいな文化保護国策は、例えば昔に韓国とかやってたけど、圧倒的な文化格差があって門戸を開くと自国文化が蹂躙されかねないようなフェイズで採用されるような政策で、
そんな低文化国のコンテンツなんか誰が好き好んで買うかって話になる。



つか、ただの企業の経済活動上の選択を「陰謀だ」とか「売国だ」とか、訳わからん。外国製品使うのが売国って話なら、まず最初にから揚げと麺類とパンと天ぷらと饅頭とケーキとお好み焼きとたこ焼き禁止だ。あとユニクロ禁止。100均禁止。牛乳は国産だけど飼料は外国産なのでだめ。だから国産肉も大概だめ。そんな生活僕はごめんだね。自由貿易を享受させてもらうよ。





あと、業界人としてではなく芝居人として言うならば、お前あんま演技うまくないんだから正直、ガタガタ文句言う前に芸を精進しろって思う。



宮崎あおいファンとして言うのなら、離婚してくれたら僕にもチャンスが・・・!!的な。。。
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by soulwarden | 2011-07-30 22:46
2011年 07月 26日

無事アナログ終了

とりあえずお疲れ様でした。


これからの注目点は、どこの局が停波第一号の名誉ある落雷を食らうかです。
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by soulwarden | 2011-07-26 22:52
2011年 07月 22日

気付けば明後日にはアナログ停波

一部地域を除いてアナログテレビの終焉の日が近づいてきた。


正直な話、テレビ局の送出技術屋と事務屋は、アナログ放送とのサイマルが終われば、仕事が相当楽になる。

送出技術屋からすれば、まず面倒を見ないといけない送出機器と送信所がいきなり半分になる。まぁそれだけで単純計算メンテナンス費用が半分になる。(そううまくはいかないけど。)
特にアナログ放送の送出機器なんか、もう修理しようにも部品がなかったり、ひどいのはメーカーに保守を拒まれたのを騙し騙し使ったりしてたので、なんだかようやく肩の荷が下りた感じ。共食い整備とかもうそんな末期症状見たくない。


事務屋からしても、サイマル特有の面倒くささ、羅列してしまえば
・番組やCM契約、放送進行データ等の帯域管理
・バンク登録の煩雑さ(2回やってた)
・マイクロ回線網の投入の煩雑さ(同じく2回)、料金問題(同じ番組をNとHで2つ貰う)
・緊急特番時のマスター作業が2倍(1セグ独立放送があるところは1.5倍)
・画角問題(16:9か4:3か、サイドカットかレターボックス化)
・確認書のデジ・アナ記載管理

このあたりがいきなり問題ごとなくなる。
まぁ、逆にこれまでよくがんばってきたと思うよな。
作業もなるべくサイマルですむようになっているとはいえ、3倍の放送(アナデジ1セグ)をアナログ時代と同じ人員か下手したら少ない人数でこなしてるんだもん。


もちろんしばらくは混乱が予想される。
仕事もだけど、視聴者対応の方も。
ただ、ここまできたらもうじたばたしてもどうしようもない。
粛々と罵声に耐えて精一杯謝りながら、デジタル化というお国の方針を心の中で呪うしかない。



ただ当初思っていたよりも酷い状況にはなっていないというのは、前の前のエントリの感想どおり。
まぁ、いまHUT(総視聴率)落ちてるんだけどとか、NHKちょう強いいいいとか、見ててTVつまんないとか、なんか個人取れてなくない?とか、色々先々の不安要因とか目先の困った話とかはあるんだけど、とりあえず皆様お疲れ様でした。
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by soulwarden | 2011-07-22 01:01
2011年 07月 07日

九電FAX問題に寄せて

九州電力が、なんかものすごいしょっぱいやらせを関連会社にさせようとしてたのがニュースになってたけど、あれ?マスコミって電力会社から貰って真実を話さないんじゃなかったの?そんなメディア支配が成功した中で、応援のFAXを関連会社に送らせなきゃいけないのってなんでなの?とか「マスコミは金を貰って真実を話さないよ派」の人は疑問に思うべき。

つか、なんかやり方が慎ましいというか微笑ましいよなぁ。
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by soulwarden | 2011-07-07 23:24