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ニセモノの良心

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2008年 01月 18日

私的録画録音補償金なんて稼ぎにならないからやめてしまえって

権利者団体が「Culture First」宣言、文化保護で補償金の拡大求める

馬鹿か。


しかしなんでこんなに下手糞なんだろうね・・・
ひろゆきならもっとうまくやるだろうし、実際にやってるよねぇ。
(黒字になっていないとか、ユーザーがおもしろければいい宣言とか。自分が信じてもいない幻想を他人に信じさせる能力は凄い。)




個人的にだが、私的録音録画補償金の制度は廃止するべきと考えている。
だって、私的複製は、著作権の例外規定だから。概念上おかしいって。




大体において、私的録音録画補償金の現在の実績を知らないわけでもあるまい。(リンク先、pdf。私的録画補償団体sarvhの年間収支)

これによると録画部門で年間わずか16億円!
それを会員の

社団法人日本民間放送連盟加盟133社
日本放送協会 (NHK)
社団法人全日本テレビ番組製作社連盟
社団法人日本映画製作者連盟
有限責任中間法人日本動画協会
社団法人日本映像ソフト協会
協同組合日本映画製作者協会
社団法人日本音楽著作権協会 (JASRAC)
協同組合日本脚本家連盟
協同組合日本シナリオ作家協会
社団法人日本文藝家協会
社団法人日本芸能実演家団体協議会
社団法人日本音楽事業者協会
社団法人日本レコード協会 (RIAJ)
社団法人音楽出版社協会



で分けるには、あまりにパイが小さすぎる。
1社当たりいくらだって話だ。


録音部門だって年間12億円。(リンク先pdfね)
これこそ40万枚セールスのCD1回分の売上でしかない。



例えばこれをipod、パソコンあたりからも並べて補償金を徴収して、これまでの10倍ふんだくっても、まだまだパイが異様に小さい。
ざっと計算して現状の10倍の補償金とったとして・・・うちの規模の地方テレビ局で年間でGTR買えないくらいのお金しか手に入らない。

つまり10倍に拡大したって地上波1日分の稼ぎにもならん。うちの規模の局ですら。



まっとうに金稼ぐほうがナンボか楽だし、そのために私的録画してもらう方が絶対に商売のためになるって。(というか見逃すも見逃さないも、そもそも著作権の例外規定だしさ)




逆に聞きたい。
何が、そして誰が、一体どういった動機で、金にもならない私的録音録画補償金制度なんかにこだわっているんだ?



不思議。

by soulwarden | 2008-01-18 01:22


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