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ニセモノの良心

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2007年 02月 14日

コカコーラは、青少年に何を伝えたいのだ?

今、壮絶にむかついている!

むかついている原因は、バレンタインだからだ!


いや、別に僕がチョコもらうアテが無いからって話じゃない。それもあるけどとりあえず置いておく。
バレンタインのキャンペーンを打っているコカコーラと、そのCM作った代理店にむかついているのだ。



リンク先、コカコーラのバレンタイン企画HPね、ここでCMも確認できる。「コーラ回し飲み」という中学生のツボをついた素晴らしいCMである。で、このCMで、流行の検索窓「ハピネス」が出てくる。

コーラ回し飲みで唇に釘付けの男子中学生や、年に1回のお祭りで背伸びしたい女子中学生は速攻で「ハピネス」で検索する。

すると検索結果がこれだ。

脱力してYahoo!の結果を見る。するとこれ。


起こる気力も失せるけど、頑張って怒る。



検索サイトのスポンサーと検索トップは、出会い系サイトに、その比較サイト、大阪日本橋イメージヘルスと来た。

コカコーラ社は一体中学生に何を見せたいのか?!






検索結果がのっとられる事例について、過去にも僕は似たような指摘をした。

大体、検索CMを見た後で、その単語のトラフィックをのっとりを図る業者もいるので、検索誘導CMというのは信頼ならない手法だと僕は思っている。

 しかし、今回はこのような他者乗っ取り事例とは根本的に異なっている。
 コカコーラとその代理店は、すでに出会い系サイトに抑えられている検索単語を、好奇心旺盛な中学生対象CMの検索誘導単語としてぶつけてきたのだ。


 CMで検索を促すキャンペーンをやるからには、現在その単語で何がスポンサー登録されているか、トップに来るサイトは何かを把握するのは、代理店とスポンサーの義務だ。何故かって、最終的なCMのついての責任はスポンサーにあるからだ。

 コカコーラとその代理店は、あんなティーン向けCMを作っておきながら、そして「ハピネス」をスポンサー登録しておきながら、その検索結果を確認しなかったとでも言うのだろうか?(確認していて強行したのなら、もっとその見識を疑う。)正直、ナショナルスポンサーにあるまじき無責任さだと思う。

 


 流行の検索誘導CMだが、現在のところ、検索結果なんかに誰も責任は取れない状態だ。
テレビ局はこんなことで考査NGだせる訳もないし、検索サイトは「機械的に集計した結果です」と言い続ける。
 本来的にはにスポンサーであるコカコーラが考えるべき倫理的問題だが、その手伝いをしてしまったテレビ局にも問題は残る。




 この件に関して、テレビ局は考査NGを今からでも出すべきなのかもしれない。
 まぁそれは言いすぎだろうけど(なんせ今日がバレンタインだから)、
 検索誘導CMについては、何らかのガイドラインを早めに出すべきであろう。出来れば検索業者を交えた環境において。



 じゃないと僕が中学生なら、興味深々で出会い系サイトを覗くぞ!

by soulwarden | 2007-02-14 02:09 | 怒り


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