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ニセモノの良心

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2006年 05月 13日

テレショップただいま増殖中

 テレビショッピングがただ今増殖している。
 早朝・昼帯・深夜・隙間のような5分枠。。。
 あらゆるところにテレビショッピングが出張ってきている。

 これはうちの局に限らず、地方局共通の悩みだ。
 放送局もテレビショッピングは本当は流したくない。視聴率が落ちるからだ。
 だから最初30分とか大枠のテレビショッピングは深夜帯が多かった。24時以降の視聴率は各局比較するときに参照されないためだ。(通常、全日視聴率といえば6時から24時までのため)
 それが、そうも言ってられなくなってきているので、ここ数年は昼帯なんかに流れるケースが増えてきている。



 結局、各局ともローカルタイムが売れないのだ。

 普通のテレビ局ではスポット販売と、タイム販売の業績を分けて営業成績を出している。
うち、スポット販売は新商品発売などで使われてきているので、まだ需要がある。
ネットタイムも全国展開や一斉枠押さえなどで需要がある。


 ローカルタイム。。。これだけは需要がない。
 東京大阪のいわゆるナショナルスポンサーは地方局のタイムなんかについてくれない。
タイムの存在意義が「ブランドイメージの構築」なだけに、人口がたった100万~300万人くらいしかいない一地方でブランディングCM打つのにに意味はないのである。それを全国規模でやったらネットタイムでいいじゃんという話になるし。
 ということは地方のスポンサーを集める以外にないのだけど、、、、どこの地方も地盤沈下している中、ついてくれるスポンサーは少ない。

 ということで、ローカルタイム扱いに含まれる「テレビショッピング」が増えるわけである。
 なんせ時間枠を買ってくれるのだから、タイム扱いで間違いはない。もちろん通常のCMとは営業業績を別扱いしている局もたくさんある。




 だから逆説的には、地方の経済が戻ってそのパイを膨らませる役割をテレビ局が果たせるようになれば、、、

 テレビショッピングはなくなるのかも・・・と思っている。

by soulwarden | 2006-05-13 11:43 | 疑問


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