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ニセモノの良心

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2005年 12月 14日

タレントの旬

 年末が近くなり、つまんない特番が入り始める今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 ちなみに僕は過去日の作業と1週間先の日の作業と1ヶ月先の作業をルーティンとしてやってるので、今日の日付がよく分からなくなります。

 そして、丁度1週間先くらいの作業はボチボチ年末年始特番の顔覗かせはじめ。
 年末年始の特番といえば、何故か局持ち回りでその3ヶ月前ぐらいに旬の話題だったタレントあたりが出演し続ける。去年だったら波多陽区。今年は多分・・・レイザーラモンHGあたりか?


 別に悪いとは言わない。芸人は芸を見せてナンボだから。
 しかし、ただただ「消費」される。視聴者の望む旬の芸を見せるだけ。
 芸人はそのまま消費しつくされ、飽きられると使い捨てられる。芸人側にはおろかもちろん消費者の側にも何も残らない。3年後、ヒロシのことを覚えている人がどれだけいるか?猿岩石っていま何してんだ?検索した。あ、ホストなんだ。じゃあ三瓶は?ダンディは?


 お笑いだけじゃない。音楽だってそう。役者だってそう。
 テレビというのは基本的に何も生み出さないし成長もさせない。ただただ旬なアウトプットを強要する一大消費装置だ。



 繰り返すが、それが悪いとは言わない。嫌なら本人がやめればいいだけだ。
 

 ただ、一つだけ気に入らない。子供もその機構に組み込まれることがだ。
 神木君。


 今年、映画にも結構でたから宣伝も兼ねてなんだろうけど、夏頃は大量のテレビ番組に出演してた。
 今は全くテレビにでない。「夏休み中じゃないから」との理由もあるだろうけど、旬が終わったというのが一番だろう。


 彼は、演技がうまいと思う。少なくともこれから化ける可能性はかなり高い。
 本当はきちんと育ててやるべきなんだ。そしたら10年後にはきっとおそろしい役者になっているはず。なのにここで消費してどうする?



 テレビがこれまで消費してきたものは、芝居、映画や舞台で育てられた芸人や職人だ。
 結局はよその世界の借り物だ。借りてきては使い潰してる。

 一大消費地は、それに匹敵する生産パワーも秘めている。
 消費するのではなく、成長させるメディアとしての役割をも考えたほうが良くない?


 正直、才能がテレビから逃げていってまっせ。みんな、出たら駄目になることに気付いてる。
昔はテレビに出て有名になったらアガリだったんだけどね。今は、出ない事がステータスだったりする。


 ラーメンズとかさ。

by soulwarden | 2005-12-14 23:41 | 怒り


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