ニセモノの良心

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2005年 11月 06日

はじめてのでんとつ

ブログが報道機関の役割を手に入れるには一次情報の確保を行うことが大事。
ま、そんなん出来たら苦労はないわな。むしろブログは報道機関との補完関係でいるべきだ。

ってだけの議論を、1年前あたりと半年前あたりで、みんながケンケンガクガクやってました。




で、本当に一次情報を集めるのは不可能か。
僕は一応は報道機関の人間なので、報道部の取材する姿は見ていました。
で、その現場で使ってるプロの手口は、「テレビ局」の看板なしにどこまで通用するか検証したいなと思ってました。
それが、うまくいくのであれば、ブログも報道機関になりうるのではないか。


・・・そう思って電話突撃してみました。「9条の会●●●●」。
これも先週の記事で、こんなんがあってそれをuumin3さんのところで知って、これはいくらなんでもないだろうとの感想を抱きまして。

何度も繰り返すけど、エントリと僕の政治心情とはリンクさせないで下さい。
僕はアカでもシロでもなくロゼです。


ちなみに聞きたいことリストアップ。


1、演奏会中止申し入れの動機は、沖縄タイムスのコメントで
 同会の代表は「自衛隊を自衛軍とする憲法改正の動きがあるなど、
自衛隊を取り巻く状況は急速に変化している。平和都市宣言した市として宣撫工作である
演奏会実施を認めるわけにはいかない」と話した。
とあるが、これは本当ということでいいですか?


2、宣撫工作というのを先ほど辞書で調べましたら
「占領地などで、占領軍の方針をよく知らせて人心を安定させること。」と書いてありました。
つまり自衛隊は占領軍だとお考えですか?
 占領されているのでしたら、元の国はどこですか?


3、憲法を守るという理念はすばらしいと思いますが、
自衛隊を公的に貸し出しなどで差別するということは、同じく憲法で
第14条法の下に平等と第21条集会結社の自由 との条項に違反すると思いますが、
憲法を守るのに、同じ憲法違反を行ってしまうわけですが、この点はいかがですか?


4、1995年以降、自衛隊の目的に災害救助が含まれていますが、
もしもあなたが災害にあわれて、憲法違反の自衛隊が救助にきたら、拒絶しますか?



特に聞きたいのは3。憲法を守るのに憲法違反をするという論理矛盾をいかに自己解決しているのか。皮肉でなく、本当に聞いてみたい。


 突撃先は「9条の会●●●●」事務局長さん。連絡先はネットで掘ったら番号書いてあった。
今度は事務長さんの名前で検索する。写真が出てくる
 見る限り戦争を地で味わったようなおじいさん。骨と皮から意思が伝わってくる感じ。
すげー頑固そう。そして怖そう。どうしよう。ひるむ。検証なんで、簡単そうなところからやってみようと思ったんだけど、写真を見た瞬間に、難易度レベルが50くらいまで上がった気がする。最早ゾーマクラス。
 論理的矛盾を突くのは簡単そうなんだが、そこから何かを引き出すまで心情にアクセスが出来るか知らん。まして電話。顔をあわせたら何とかなるかもしれないけど。
 でも、さすがに石垣島まで足を伸ばせないし、いつも報道部はこれでも何とかしている。(実際にはもちろん絵を撮らないといけないので足を運ぶけど)
 
 こういう手法が通用するのであれば、ブログの可能性はまだまだあると思う。
しかし、この取材は成功しないなとも思う。僕もいきなりこういう電話がブロガーからかかってきたら、警戒して、即、取材ブログ自体を確認して、スタンスと信頼性を確認する。おじいさんは、年齢的にはおそらくブログの意味も分かっていないはず。となれば、選択肢的には「何もしゃべらない」しか残らない。
 
 ちなみに僕の中のルール縛り
・テレビ局員を名乗らない
・ブログに公開することを納得した上で話してもらう。

 この2点が通じなければ、共通化した手法となりえないかなと思ったから。


 しかし、厳しそうだ。やめようかな。。。
 まぁ、物は試しだ。かけてみる。
 



1回目の電話。すげー緊張する。でも留守。



2回目の電話。11/6の17:50。
奥さん(と思う)が電話に出て代わってもらう。

孝好「こんばんは。夕食時にすみません。私、報道系ホームページ、ニセモノの良心を運営しています孝好と申します。」報道系は嘘だな。すみません。
事務長さん「ニセモノぉ?」ちょっと耳が遠い感じ。
孝好「はい。それで、先日の9条の会の、陸上自衛隊の市民会館使用許可での抗議につきましてお伺いしたいことがありまして、お電話させていただきました。」
事務長さん「あんた、何者かね」
孝好「いえ、何者かといわれますと・・・」いきなりアイデンテティを問われ動揺する僕。
事務長さん「あんたはこの件で、どう思っているのか?」あ、敵か味方か、分からないので警戒してるのか。やっぱり。
孝好「憲法を守ろうとする活動は素晴らしいと思っています。が、2・3疑問がありまして取材させていただこうかなと思ったわけなんですが」
事務長さん「うん。」
孝好「まず、抗議された動機を教えて下さい。」
事務長さん「動機なんか聞くほうがおかしい。決まりきっているだろう!」しまった、これですらすでに疑ってはいけない前提なんだ。いきなり尾を踏んだ感じ。
孝好「はい。代表のコメントは読ませていただきました。宣撫活動にあたるから駄目だと。」
事務長さん「当たり前だ。なぜ、その当たり前のことを聞いてくるんだ。大体、インターネットとかどうとか信用していないし、いきなり電話してくるのも軽率に過ぎる!」いきなりの電話は仰せの通りです。ごめんなさい。しかし音楽会が駄目なのは当たり前ですか。しまったな。
孝好「すみません。しかし9条の会の活動について興味がありまして、理解を深めたいと思いまして」しかし、もう何も聞いてくれてない感じ。
事務長さん「もういいから、切らしてもらう。」
孝好「最後にもう1点だけ確認したいのですがよろしいですか?」3だけは確認したいので追いすがる僕。
事務長さん「いい。切らしてもらう。」
孝好「そうですか。。。ご迷惑をおかけしました。」


 もうちょっと長かったけど、まとめるとこんな感じ。


3回目の電話18:10。もう一回食い下がってみる。
奥さんが出る。
「主人は外出しました。」あ、居留守使われた。。。



 そんな感じ。以下、一人反省会。

・聞き方がまずかった。最初から信用なんかある訳がないのだから、聞きたいポイントを絞って、3だけ聞けばよかった。1回は話を聞いてくれそうになったのだから、その時にズバッと直球勝負かけたほうが良かった。
・話す前提として、僕は明確に味方ですよヘイ。ピースボート万歳みたいなサインを出しとけばよかった。すげー警戒される。
・そもそも先にネットを名乗るのがマズいのか?一個人の形で電話問い合わせして、
一番後で、ブログ公開の約束を取り付けるほうがいいな。卑怯だけど。




 やっぱね、付け焼刃じゃどうにもならない感じ。それが僕と僕のブログの限界だな。
まぁ、いい経験させてもらいました。


 しかし、おれ、ヘタレ。
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by soulwarden | 2005-11-06 19:38 | メディアリテラシー


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