ニセモノの良心

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2010年 11月 17日

今回の尖閣諸島のビデオ、なぜ民放で抜けなかったのか。

報道じゃないんで好き勝手書く。


今回の尖閣諸島のビデオ、なぜ民放で抜けなかったのだろうか。
捜査の過程で「海保みんな見てるよ」という事実が明らかになってきて、すごくそれを思う。腹立たしいといってもいい。



色んな管区にコピーが出回っていて、さらにそれを「国民に見せたい」と思ってる職員を山ほど抱えている海保。「見せろ」との視聴者側の要求の高まり。

これだけ条件が揃っていて、なぜ記者はビデオを入手できなかったのか。
沖縄にしかないと思った?同期で情報のやりとりがあるのはどこでも一緒だとちょっと想像すれば、そして馴染みの職員のところでちゃんと情報が取れれば、入手の可能性はかなりあったはずだ。
それにこれだと沖縄の局(QAB、RBC、OTV、あとNTV沖縄報道)は何してたんだよって話は残る。いやホント何してたんだよ。。。
Youtube相手に抜かれたようなもんじゃないか。


そしてなぜYoutubeに職員が投稿し、身元が割れて任意取調べを受ける羽目になったのか?


ぶっちゃけて言うと、あのビデオを局経由で世に出すと身元が割れることはなかった。
ソースの身元は、記者より上に明かされることはない。安全に目的を達成できたはずだ。
もっとぶっちゃけて書くと、「これいくらで買う?」と交渉することで、金にすることも出来た。

つまりYoutubeに自分でアップするより、局を利用するほうがはるかに良かったはず。
でも流出させた海保職員は局を使わなかった。


海保職員の立場に立ってみると、使わなかった理由もなんとなく理解できる。
・本当に公開されるか不安
 編集等される可能性や、政治取引材料になって公開されないケースが考えられた。
・身元保全に不安が残る。
 自分の身元、結局売られるんじゃね?しかも公開される前にって不安。
・思いつかなかった
 これもあるかもね。
 
こんなところだろう。

まぁ逆にこんな不安を掻き立てられたということ、利用を思いついてすらもらえずYoutubeを選択させたことこそ、今の放送局の問題なのかもしれない。




以前、適当にブログで書いたんだけど(また自分で書いて見つけられないんだけど)
「今の報道機関は、情報に信頼性を付与する機関へ変化するかも」みたいなことが、今回のビデオでは起こっている気がした。
つまり報道として一番華々しい「ビデオをうちが抜いた!」ってのがなく「すでにそこに流出しちゃったもの」になっていて、報道機関は、裏づけという一番地道なところに追われ、YTVの「犯人のインタビュー撮った!」という、いやそれビデオ本体に比べたらホントおこぼれじゃね?みたいなネタが放送局の一番の成果で、かつ犯人逮捕なかったから結局ビデオはお蔵入りと言う。かなり脇役。しかも三枚目。


 ちゃんと
・本当に公開されるか不安
・身元保全に不安が残る。
 あたりで信頼性が確保されなければ、今後も似たようなことは起こるし、それは毎回毎回が報道にとっては抜かれたに等しい事態なんだと思わなきゃいけない。


ただ、その信頼性を担保するのは、社の看板ではなく、報道部個人個人だ。

海保にちゃんと顔を出し、そこで信頼され、声がかかってさえいれば、今回の手柄は手に入っていた。つまり日頃の成果ってことだ。



取りたてて、ビデオ以前と以後で何かが変わったわけじゃないけど、流出自体を「仕方ない」と諦めたら、あんまり明るい未来は待っていないのではないかなぁとおもう。



以上、報道じゃないんで好き勝手書いた。
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by soulwarden | 2010-11-17 01:49


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