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2010年 08月 01日

google選挙速報の問題点というか不法行為

いつまで経っても「Google 未来を選ぼう 参院選2010」の問題点を指摘する声がないのだか、探し方が悪いのか、google八分にされて検索に出てこないのか判断がつかない。


googleは情報の集約・整理を行う機関であり、報道機関ではない。
ただし、世の中の情報を整理するだけで、報道機関っぽいことが出来てしまう。
その「報道機関っぽいこと」とは、googleニュースであるし「Google 未来を選ぼう 参院選2010」であると思う。


ところでその「Google 未来を選ぼう 参院選2010」、当確情報を速報してたんだけど、その元ネタはなんとテレビ。

利用規約

開票速報に関する追記( 2010 年 7 月 11 日)
第 7 条(開票速報)
本プロジェクトにおいて提供される開票速報(以下「本開票速報」といいます)は、日本放送協会、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日及びテレビ東京(以下総称して「対象テレビ局」といいます)による報道に基づき作成しています。 本開票速報は、対象テレビ局のいずれかにより当確の報道がされた立候補者を当確として取り扱い、本サイトの (i) 選挙区毎の立候補者一覧ページに当確マークを表示し、(ii) 当該立候補者の情報ページに当確マーク及び当確の報道を行った対象テレビ局名を表示し、(iii) その他の情報に反映します。 本開票速報は、対象テレビ局の報道状況に応じて更新され、当確マークが取り消される可能性もあります。 本規約第 4 条は、本開票速報に含まれる情報についても適用されます。 なお、対象テレビ局各局の選挙速報の詳細については、各局の関連するテレビ番組またはウェブサイトを御覧ください。




そして、皆さん知らないだろうけど、そのキー局の当確情報ってのは、地方局からの情報の集合体である。
地方局の報道が足で稼いできた情報と、情勢調査のデータと、出口調査のデータと、系列によってはキー局へ協力金を拠出して作ったデータである。

さて、そこまでの大金と人手を掛けてる地方局へ、googleはなんの仁義を切ったのだろうか?



何も連絡がない。連絡なく、勝手にテレビ見て勝手に集約して、勝手に発表している。すげーコンテンツの流用。
つか、キー局にもないっぽい。というかない。


 当確情報は、それまでの独自取材を元に打っているTV局独自の元である。公開情報というのであるならば、選管が全部票をあけるのを待つしかない。
 その当確情報を商用行為で流用して「TVで無料で発表しているから、無料で使って大丈夫だと思いました。」は、さすがに通らない。

このgoogleの行為は、民法上の不法行為に当たる可能性がある。裁判したら勝てるかも。

類推の判例もある。新聞の見出しだけど、不法行為が認められた例。

見出しの無断配信は不法行為、知財高裁が読売新聞の訴えを一部認める判決
「額に汗」論が認められている。
見出しより100倍汗と金をかいている選挙の当確情報だと普通に709条が使えそう。


というか、このような問題は今までになかったケースだ。
これまでも各報道機関は、独自のソース・独自の取材にこだわっていた。
「人の報道にただ乗りする」ことは簡単に出来たはずだ。でも報道に関わる者は矜持としてそれを行わなかった。
(クライマーズ・ハイで、TV見ながら記事を書いて大喧嘩になるシーンがあるが、あんな感じ。)
だからこそ、あの傍目からではまったく意味のわからない「抜いた抜かれた」戦争に彼らは意味を見出しているし、同じ現場に群れ成して行く。(だからメディアスクラムみたいな行き過ぎ行為すら出る)
「裏局が当確を打ったので、安心してうちも当確打とう」みたいな阿呆はいない。


翻って「情報を整理する」のを使命としているgoogleには、そんな矜持も意味もない。
ただただ他人の情報を整理するだけだ。

でも、だったら報道っぽいことを目指さず、粛々と公共公開情報(選管のな)だけを整理してれば良いだけだし、どうしても当確情報を整理したかったなら金を払ってデータ買えばいいだけの話だ。




問題なのが、google別に悪いことしたって思ってないっぽいんだよなー。
大問題に発展しても、とりあえずキー局にだけごめんしたら何とかなると思ってる気配濃厚。

東京キー局が地方のこと知ってるわけないじゃん。






なんか誤読が多いので追記:誰も著作権法を適用可能とか書いていないので念のため。
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by soulwarden | 2010-08-01 22:30


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